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「職場」がなくなる?

現在まだまだ進化の途上にあるさまざまなWebサービスは、私たちの「仕事の仕方」を本格的に変えるものでもあります。鍵を握るのは「クラウドコンピューティング」です。Webサーバー上の特定領域にデータを保存し、さまざまな人と「シェア」しながら仕事を進めることができます。

私たちがコンピュータを仕事のメインのツールに位置付けてから、「データ」はあらゆる意味で「価値」を持つものになっています。データはビジネス上の資産であり、財産です。ですがデジタルデータである以上、いくらでもコピーが可能なものです。さまざまなところにコピーされたデータはその「バージョン管理」課題になり、いかに共有するのか、いかに最新のものを配信するのかということに主眼がおかれることも多々ありました。

クラウドコンピューティングではデータの格納場所はひとつです。ひとつのデータをいかにシェアし、共有認識の元でそのプロジェクトを進行させるかということが主軸です。また、そのデータの作成者もどの端末からでも「同じ」データを参照することになります。「そのパソコンにしかない」という状態ではなく、どの端末からでも同じデータが参照可能であるため、マルチな端末からひとつのデータに対する作業が可能なのです。

このクラウドコンピューティングの技術と、私たちがすでに使いこなしているEメールなどの連絡手段を組み合わせれば、さらにライブチャットのようなコミュニケーション手段を取り入れることで、私たちは「職場」から解放されることも可能なのです。

「職場がなくなる」ということは決して大げさなことではありません。大規模な人員を収容し、ともに働いてもらうためには「事務所」が必要です。事務所の維持は「固定経費」となり、「コスト」です。コストは経営上避けては通れないものであり、そのコストを上回るだけの収入がなければ、経営は赤字になります。また、逆に捉えればコストを最小限に抑えることができれば経営は「高利益体質」に改善されるのです。事務所をなくすということは、どうしても避けられない固定経費としての事務所の維持費から解放されるということです。

ですから、私たちが在宅でも事務所にいるのと変わらない「仕事」をすることができれば、むしろ通勤がなくなることで仕事の効率があがり、パフォーマンスが向上するのであれば、ただの金食い虫である「事務所」などはいらないということになるのです。その鍵は、「円滑なコミュニケーション」にあります。まるで同じ職場にいるかのようなコミュニケーションが可能であれば、私たちは「出勤」する必要がないのではないでしょうか。そのコミュニケーションを実現するのがライブチャットなどのコミュニケーションツールです。テキストだけではなく、音声と映像でもコミュニケーションが可能なライブチャットであれば、さらにクラウドコンピューティングシステムでデータの共有が容易になれば、私たちは「距離」という制約を克服することになるのです。地方都市にいながらにして、首都圏の企業に勤めることも可能です。

ライブチャットはそんな新時代の「働き方」を革新させる重要な要素をになっています。

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